kodebuyaの日記

労働問題が最近多くなった食レポブログです。

大富豪みたいな国

「努力が報われる」いい言葉だよね。
でも、努力が報われるのはただただ自分の努力のおかげなのだろうか?

田中角栄の名言に「カゴに乗る人、かつぐ人、そのまたワラジを作る人」というのがあるが、意味合いは違うかもしれないけど結局そういうことではないのか?

どんな出世した人物であったとしても、その出世には周囲の有形無形の援助がある。本人がそうと気がつかないにしても本人の努力を認めてもらえる環境がある。
先日アップルの創始者スティーブジョブズ氏が亡くなったが、もし同氏がアフリカの奥地やアマゾンの奥地の原住民だったとすれば、同氏のアイディアは世の中に問われることは限りなく0に近いものであったろうし、同氏の努力は全く別のものになりそれを原住民の中で評価されるものになっていたであろうと思う。

イチローだって同じだ。
彼の野球の才能に対し、お金を払いたいという人がおり、それが許容される社会であるからこそ彼の才能は果実となる。

ならば、その果実は本人「だけ」のものではない。
その多くを本人が享受するのはいいとしても、「全て」を享受したいというのは「強欲」というものだろう。

こう書くとid:kakumeiressi のような人間が
「真面目に働く者をバッシングし、高所得者を妬み、自分は税を払わずに権利を声高に主張する。
こういった田舎の赤字自治体や共産党的なスタンスこそ善良な市民は糾弾するべきだと思います。」などと頭の悪い言い方をするし、そんな発言をマスコミがバックアップしていたりする。
まじめに働いている人間がイチローのプレーに金を払い、i-phoneを買っているんだ。
「お前の給料は俺たちが払っているんだ!!お前の儲けを少しは還元しろよ」というのが何で妬みになるんだ。
バカじゃないのか。

今日更新された「気まぐれな日々」の記事
きまぐれな日々 再分配が市場経済守る&原発推進派の正体現した野田・前原
はまさにこのことについてこう言っている。

>>再分配の強化とは、むしろ市場経済の温存を図るものであって、共産主義者からは批判されてもおかしくないと私は考えている。