kodebuyaの日記

労働問題が最近多くなった食レポブログです。

鍋パーティーの新着記事『増税論議の前に①サラリーマンはこんなに損してる―その1』

鍋パーティーから新着記事がアップされた
Nabe Party 〜 再分配を重視する市民の会 増税論議の前に①サラリーマンはこんなに損してる―その1

相変わらずの言い方だけれども非常にまとまっていて勉強になった。

特に

法人税の場合ですが、日本の課税方法は確定決算主義と言う、企業が勝手に計算した利益に課税する方法を採ります。また、企業の会計自体には基本的に日本の税務当局は監査しませんから、企業が会計を自由に操作して赤字の状態を作る事で免税する事も可能です。更に租税特別措置法による計上で、黒字で有りながら無税にする事も可能になっております。

という指摘にはそんなことが認められるんだという意味でぶっ飛んだ。

かってサラリーマン新党という党(に限った話ではなかったけど)が「トーゴーサンピン」といい、サラリーマンの税の捕捉率を批判していたが、企業はそんな次元の話では無かったということだ。

また

一般消費税は違法な課税として配当課税への概念(法人税法23条)や、先般の生命保険に対する判決でも認められた租税原則の同一源泉二重課税禁止の原則に違反します。なぜなら、日本のサラリーマンなどは既に収入に自動的に課税されて納税しているのに、その残余分に対して更に課税するのは二重課税になるからです。

という指摘にはうならされた。
つまり消費税の逆進性は二重課税にあるというだ。
確かに富豪と呼ばれる人々は所得税によって累進課税をされているのだが、消費性が低いので負担は低い。さらに租税特例でさまざまな減税の恩恵を被っている。
また、自分で会社を設立するなどすれば合法的に脱税できることも認められる。

しかし中下流層はそうではない。
100%捕捉されさらに生活必需品にも課税されることによって二重に税負担を強いられているということだ。
こんなのがなんで「薄く広く」の税方式なのか私には全く理解できない。