kodebuyaの日記

労働問題が最近多くなった食レポブログです。

どこまでも失礼な奴やな

私の学生時代のクラブの指導者が大阪市音楽団の楽士の方だったのだので、この件は他人事とは思えない。
お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

大阪市の橋下徹市長は5日、市が同日発表した施策・事業の見直し試案で「2013年度に廃止」とされた市音楽団の音楽士36人の処遇について「単純に事務職に配置転換するのは、これからの時代、通用しない。仕事がないなら、分限(免職)だ」と述べた。

 市改革プロジェクトチームの試案では、音楽団を「行政としては不要」としつつ、市が正職員として採用してきたことから、「配置転換先を検討」としていたが、橋下市長は「分限(免職)になる前に自分たちでお客さんを探し、メシを食っていけばいい」と述べ、配置転換を認めない意向を示した。

 市音楽団は1923年に発足。国内唯一の自治体直営の吹奏楽団で、市公式行事での演奏や有料公演などを行っている。市は公演収入などを差し引いた運営経費や人件費として年約4億3000万円(2010年度)を負担している。
(2012年4月6日08時28分 読売新聞)

まず一言

とにかく一言一言が失礼な奴だ。

音楽にも文楽にも興味が無いのはいい。
そこまでは悪いとは言わない。
自分の興味の無いことに助成金を出していることが気に入らないのだろうけど、卑しくも市職員ということは自分の部下だ。
自分の部下に対してその言い方は礼を失するという言葉では足りないぐらい下劣な言い方だ。

しかも大阪市音楽団といえば国内外でも一定の評価を受けている日本を代表する音楽団体なのだ。
それが大阪市にあるということを考えるべきだといっても意味が無いんだろう。大阪市民の多数はそれで結構といっているんだろうから。

そいうえば

大阪の観光集客などについて考える大阪府と大阪市の「都市魅力戦略会議」(座長=橋爪紳也・府立大教授)が26日、市役所であり、大阪城公園など市内5地区の活性化構想をはじめとする中間報告をまとめた。同公園には、光や音楽に合わせて水が躍動するエンターテインメント性の高い噴水を造る。同様の噴水があるバルセロナやドバイといった観光地をイメージしたもので、世界から人が集まる観光拠点を目指す。

 会議では、大阪城・大手前▽中之島▽御堂筋▽天王寺・阿倍野▽築港・ベイエリア−−の5地区を重点地区に指定し、各地区の活性化策をまとめた。来月に開催予定の府市統合本部で提案され、橋下徹市長らの了承を得て府市が本格的な検討に入る。

 大阪城・大手前地区の大阪城公園南側に整備する噴水は音楽やショーが楽しめる。北側の水上バス船着き場付近には、展望塔を備えた集客施設を整備する計画だ。

 中之島地区は、文化・芸術をテーマにミュージアムなどの整備を目指し、府立中之島図書館など歴史的建造物を活用したまちづくりを展開。御堂筋は歩行者空間を拡充し、南海難波駅前の広場化を進め、にぎわいを創出する。また、府や市が出資する大阪観光コンベンション協会の機能を発展、強化させた「大阪観光局」の設置も検討する。【林由紀子】

とあったがあほくさ。
ハコものばっかり考えてそこのどんなソフトを入れるのか?大阪発のソフトは何なのかという発想がどこにもない。

結局切りやすいところは切るけど、大阪財界様の意向には逆らえない。現場を知らないと学者にはしたり顔で言うが、当の現場を一番嫌っているのがこの男。
これが「改革者」の真の姿。
そしてこんな男を熱狂して支持する「庶民」

レミングのリーダになって日本が崩壊への一直線に進んでいく日も近そうだ。