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kodebuyaの日記

再分配にYES!!そして橋下にNO!!の食レポブログです。

産経の「正論」

ネタ これはひどい 社会の木鐸 産経新聞

ここまで凄い評論を見てぶっ飛んでしまった。
【正論】終戦67年 単身世帯の急増は亡国への道だ 拓殖大学総長・学長 渡辺利夫+(1/3ページ) - MSN産経ニュース

単身世帯といえば誰しも思い浮かべるのは、配偶者と死別した女性高齢者のことであろう。しかし、これは男性より女性の方が長命であることから生じる生命体の自然現象である。死別以外の単身世帯化の要因は未婚と離婚だが、これが現在ではごく日常的な現象となってしまった。「子供がなかなか結婚しないで困っている」というのはよく聞かされる親の愚痴話である。私の関係している職場でも30~40代の独身者がいっぱいいる。1回もしくは複数回の離婚のことを“バツイチ”とか“バツニ”といって、別段恥ずかしいことでもないような風潮である。

単身世帯がどうしてこうまで一般的存在となってしまったか、その要因を探る人口学的な研究書が私の書棚にも何冊か並んでいる。そこで明らかにされている要因をあえて1つにまとめれば、要するに未婚や離婚に対する人々の規範意識が変化し、結婚・出産・育児といったライフスタイルをどう形作るかは個人の自由な選択によるべきだ、とする考えが定着してしまったということなのであろう。

しかしよくよく読むとこの記述はおかしい。
同氏は「単身世帯といえば誰しも思い浮かべるのは、配偶者と死別した女性高齢者のこと」といい、当然のこととしながらその一方で「未婚と離婚」が単身世帯増加の原因だといい、配偶者と死別した高齢者を無視している。
単身世帯問題を考えるなら、高齢者の問題は避けて通れないにもかかわらずだ。

そしてこの背景には以下のことがあると続ける

単身世帯の広がりは憲法精神の紛れもなき実体化である。

なるほど、それを言いたかったんだな。
憲法の個人の尊重が多様なライフスタイルを生み出した、それが今の事態を生じていると。
そう言いたいので、多様なライフスタイルとは関係のない高齢者の問題は無視すると。
しかしこれを理由で憲法を否定しようとするのも凄いな。
まるで日本の病巣は憲法9条にあると言い放ったどこかの市長のようだ(笑)

まともに反論するのもばからしくなるが、若者の晩婚化や少子化は貧困の問題がその根底にある。
例えば一人暮らしでワーキングプア状態の若者が結婚しようとするはずもないし、仮にそうでなかったとしても、
【政治】雇用流動化へ「40歳定年を」 野田佳彦首相が議長の国家戦略会議の分科会が提言★5 - hogehoge速報なんかを見てしまうと、
一番子育てにお金がかかる世代になった瞬間に定年*1となりかねず、
子どもを作り育てたいという気がなくなってもおかしくない。
これってライフスタイルの問題か?
バカも休み休み言えというか、こんな与太話を「正論」と称して記事にする産経新聞の神経を疑ってしまう*2

というよりそもそも「自分の記事は正論じゃないと思いますが」ぐらいの奥ゆかしさを持っているのが、産経文化人の思う日本人じゃなかったのかね(皮肉)

というより、産経は貧困問題を解決することなくこの問題をどうしたいんだろうね?

ちなみに出生率を上げるには日本を発展途上国なみの貧困まで押し下げるという方法がある。
内戦なんかあればさらに効果的だろう。
発展途上国は子どもが重要な稼ぎ頭だし。人間の種族を残す本能からいけばそこまで劣悪な環境になれば、種族保存のために
大家族が現れていくだろう*3
産経もそんな将来がお望みということですな。

ちなみにそうなれば誰も新聞なんか取らなくなるので一番に産経あたりが潰れると思うが、まぁ、「我が亡き後に洪水よ来たれ」が産経の現経営陣の考えなんでしょうな。

*1:というよりこれは実質的には解雇の自由化だと思う

*2:まぁそんな新聞だという突っ込みは無しの方向で(笑)

*3:子どもの誰かが生き残れば自分たちのDNAは残る