kodebuyaの日記

労働問題が最近多くなった食レポブログです。

確かに橋下は小物だけども

今日も橋下について書く。
きまぐれな日々 橋下へと「草木も靡く」流れに抗え
の秋原葉月さんのコメント。

イシハラシの日本「維新の会」や「入れず無駄目」の橋下猿まね発言には、大御所としてのプライドはないのか、と思っちゃいました。

ボイスやツイートにも書いたのですが、菅元総理の「橋下氏の人気は一過性のものだ」との発言は認識が甘い!と言いたいですね。
確かに橋下氏はヒトラーのような大物ではなく、せいぜいネズミ男スネ夫級の小物です。でも閉塞感に20年苦しんできた今の国民にとってはそんな小物で十分事足りるくらいハシズムを欲しているから、決して一過性のモノではなく危険なのです。

橋下が小物なのは同意。
例えば大勲位中曽根康弘は、その総理在任時に行った新自由主義政策の害悪は未だに日本を蝕んでいる。
田中角栄が立案した電源三法のおかげで原発立地が「シャブ漬け」と揶揄されるような始末になったことが
今の原発問題を複雑にしてしまっている。

橋下がそこまでの人間かどうかといえばそうではないだろうなと思う。

しかし、ヒトラーも元々は地方の少し弁の立つ極右政治家でしかなかった。
当時の大統領ヒンデンブルクはヒトラーのことを「ボヘミアの伍長」と馬鹿にしていたことは有名な話だ。

ナチ党ヒトラー独裁政権の成立:ワイマール共和国ヒンデンブルク大統領;鳥飼行博研究室はいう。

パーペンは,シュライヒャー首相を追い落とそうと,ヒンデンブルク大統領を取り込んだ。ワイマール共和国の保守党政治家は内部対立しており,議会政治家も,分裂しており,第一党のナチ党に対抗できなかった。ナチ党は,得票率を落としており,保守政治家,資本家は,政治家実務のないナチス(ナチ党員)とヒトラー党首は,体制批判,ユダヤ人差別をするポピュリスト(人気取り)であり,実務担当能力は低いと見下していた。

首相の座をシュライヒャー将軍に奪われたパーペンは、社会主義(ドイツ社会民主党)・共産主義(ドイツ共産党)の勢力拡大,ドイツ国防軍の離反を恐れた。これは,ヒンデンブルク大統領も資本家も同じだった。そこで,策士パーペンは,ヒンデンブルク大統領に(御しやすいと)ヒトラーを首相にするように働きかけた。ヒンデンブルク大統領は,大統領独裁の機会を国防大臣時代のシュライヒャーに潰されており,シュライヒャー首相の軍部独裁は認めたくなかった。

ヒンデンブルク大統領は,シュライヒャー首相を嫌悪していたに違いなく,パーペンを副首相にして影響力を行使しようと考え,首相の座をシュライヒャーから外し,扱いやすいヒトラーを据えた。

政治家として経験を積んでいたパーペン元首相は,ヒトラーを首相に据えて,自らは副首相として,ヒトラー首相を操るシナリオを考えた。しかし,操られたのはヒトラーではなく,逆に保守政治家,大統領,議会政党人のほうだった。

今の日本が1930年代の日本に似ているのか私にはよくわからないけれども
鳩山由紀夫の橋下批判は「石原慎太郎への嫉妬」か - kojitakenの日記に引用されている
以下の記述

民主・鳩山代表、橋下知事らとの連携に意欲

 民主党の鳩山代表は25日、橋下徹・大阪府知事らが新たな政治グループを結成する方針を決めたことについて、「地方主権を実践できる政党は民主党しかない。民主党と自民党の政策を冷静に見てもらえれば、民主党の方がはるかに優れていることに気づくと思う」と述べ、連携に意欲を示した。

 静岡市内で記者団の質問に答えた。

 菅代表代行も記者会見で、「(民主党と)同じような考え方を持っていただいているのかなという期待がある」と語った。

(2009年6月25日19時13分 読売新聞)

を読むと、むしろ今の日本の現状はワイマール末期のドイツに似ていると思ってしまう。
橋下とヒトラーの危険度は変わらないとより強く思った次第だ。