kodebuyaの日記

労働問題が最近多くなった食レポブログです。

芸能人の売名行為

まず、先日おこった熊本・大分大地震で犠牲になった皆様のご冥福をお祈りいたします。
また、現在も避難生活を送り、また、怪我を負われた皆様にはお見舞いを申し上げます。

被災した芸能人のブログが炎上している件

熊本で自給自足の生活をしているとの話もあった井上晴美氏だが、先の自身で罹災しているとのことだ。
一連の感情を自身のブログに投稿したのだが、それが炎上してしまい、結果としてブログが休止する事態となっている*1
inoueharumi.exblog.jp
「愚痴りたいのはお前だけではない」「可哀想な私アピールがイラつく」といった中傷があったとのことだ。

寄附をした芸能人を売名行為だ偽善だと中傷し、お詫びさせている件

それ以外にも被災地へおこなった寄付行為をネットで公開した有名芸能人が次から次へと批判中傷にあっているとのことだ。
headlines.yahoo.co.jp
から引用する。

タレントの紗栄子(29)が19日、熊本地震被災者のために500万2000円を寄付したことを明かした。だが、ブログに掲載した金額入りの振込受付書に対し、ネット上では「いちいち出すな」「好感度上げたいのか」と批判する声が…。こんなゆがんだ“不謹慎狩り”が横行し、熊本で被災したタレントの井上晴美(41)にまで誹謗中傷が浴びせられる異常さだ。このほか、被災地にエールを送った藤原紀香(44)や西内まりや(22)、上地雄輔(37)らも袋叩きに遭っている。

袋だたきしている側のゲスな言い分は元記事にいやというほどあるのでここでは掲載はしない。
といって、なにもしなければなにもしないで叩かれるらしいので難儀な世の中だなとしか思えない状態に陥ってしまっている。

反撃しない人間を選んで叩いているのではないのか

上記2件に共通するのは、一般人に対してネットでの反撃が難しい*2芸能人の行為を選んで叩いているということであって、例えば日本財団というギャンブルの胴元が発表した「熊本地震緊急支援」については「偽善だ」「売名行為だ」との批判が原因で同財団のホームページが閲覧不能になったというようなことにならなかったことを考えてもあながち間違いではないのではないかと思う。

「偽善」「売名行為」批判に対する効果的な反論とは

そこでこれらの中傷に対する有効な反論として東日本大震災で多額の寄付をおこなった杉良太郎氏の発言があげられると思う。
www.mag2.com

「偽善とか売名と言われることもあると思いますが…」

と聞かれた杉さんが、

「ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私のことをそういうふうにおっしゃる方々もぜひ自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ」

福祉をやるには確かに時間とお金がかかる。特にお金がないと見栄えのいい福祉はできません。でも、お金がない人は時間を寄付すればいい。お金も時間もない人は、福祉に対する理解を示し、実際に活動をしている人に拍手を送るだけで十分。それでもう立派な福祉家なんです。福祉ってそういうもんです。」

そう。非難する側は非難された側の反応*3を見て楽しんでいるのであって、そうでなければ、お金に色が付いていない以上「前夫から取った金だろ」なんて批判が起こるはずもない。
そんなことにいちいち反応するからかえって何をするにも自粛するという環境ができあがってしまうのではないか。
名前を売るのが芸能人の仕事なんだから、ある意味芸能人の行為は全て「売名行為」だ。
芸能人の皆様は是非とも外野のヤジを恐れることなく自分のできることを行っていただきたいし、我々もそうあるべきだと思う今日この頃だ。

*1:2016年4月22日現在

*2:不特定多数VS特定人だからね

*3:被災者の気持ちを思え的な言説をされるとそれに対する反論は不可能に近い